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歯茎を元気にするための栄養素

春が近づいてきましたが朝晩はまだ冷え込みますね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか?
年度末を迎え何かとお忙しい方も多いのではないでしょうか?
忙しくて疲れが溜まると免疫力が下がりやすくなります。そんな時はお口の中の環境も変わりやすく、特に細菌の活動性が上がったり、歯茎も炎症しやすくなります。
歯を支えてる歯茎は健康なお口を保つために大切な物の1つです。その歯茎はコラーゲン繊維からできています。コラーゲンと聞くとお肌のことを思い浮かべる方が多いと思いますが、歯茎にも欠かせないものです。コラーゲンを作る主な栄養素はタンパク質、ビタミンC、鉄です。

その中で今回はビタミンCについてお話ししていきたいと思います。
まず、歯周病は活性酸素によるコラーゲンの破壊によって進行します。そこで活性酸素の除去とコラーゲンの再生においてビタミンCが重要になります。
ビタミンCが不足してるとコラーゲン繊維の合成が上手くいかず血管が脆く傷つきやすくなったり、出血しやすくなります。
特に忙しい時、精神的ストレスや喫煙、飲酒などでもビタミンCが大量消費され、身体から不足するので毎日の食事からしっかり摂取してもらいたいです。ビタミンCは水溶性なので、体内に不必要な分は尿とともに排泄されるので過剰摂取の心配はありません。サプリメントや点滴での摂取も効果が期待できます。ただし、サプリメントなどでまとめて過剰摂取をすると下痢や腹痛が起こる可能性がありますのでバランスよく取り入れてください。

さて、そんなビタミンCは
果物(アセロラ、キウイフルーツ、レモン、いちごなど)
野菜(パプリカ、ブロッコリー、サツマイモ、ジャガイモなど)
に多く含まれています。
ビタミンCは水に溶けやすく熱に弱いので効率よく摂取するには、調理時間を短くしたり、煮汁ごと飲めるスープにしたりするのが良いかと思います。
手軽に食べられるのはサラダや果物です。いちごやカットフルーツなどは食べやすいのでおすすめです。

歯茎の調子が悪いなという時はブラッシングなどのセルフケア、歯科医院での検査やクリーニングも大切ですが、ぜひ取り入れる栄養素も意識してみてください。

写真は先日食べたいちごパフェです。いちごは美味しくてビタミンCも取れるので大好きです♪
食事を楽しく、美味しく食べ、身体と心の両面から健康的になれるといいですね。

歯科衛生士 T

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