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唾液ってすごい 

 朝晩は秋の気配を感じるものの、日中はまだ夏の暑さが残りますね。いかがお過ごしでしょうか?

 さて、私ごとですが、先日体調不良で腹痛に悩まされる日々がありました。強い腹痛だったので病院へ受診しお薬を処方してもらいました。薬を飲み始めてから数日して、腹痛は落ち着いたのでよかったのですが、この薬をのんでいる期間、口の渇きと歯のざらつきがとても気になったのです。鏡で口の中を見てみると明らかにいつもとは違う歯垢の塊がありました。普段はきっと唾液で流れていた汚れがたくさん残っていたのです。まさに、唾液の働きの一つ、自浄作用の役割を実感した瞬間でした。自浄作用とはお口の中の食べかすや細菌を洗い流してくれる働きです。

 唾液は私たちのお口の中に当たり前にある物ですが、自浄作用以外にも様々な役割があります。潤すことによる粘膜の保護や細菌の増殖を抑えてお口の環境を整えてくれる役割。また、消化を助けたり、飲み込みやすくしてくれるなど食事面での役割。再石灰化といって初期むし歯を修復してくれたり、酸を中和して歯を溶けにくくしてくれるなど歯の健康に関わる役割もあります。他には粘膜を潤し舌や唇の動きをスムーズにしてくれるなど、唾液はたくさんの働きをしてくれるのです。そのため、分泌量が減ると様々な支障が出てしまいます。

 今回の私のように薬をのまれてる方は注意が必要です。処方される薬の80%が副作用に唾液腺機能低下が含まれているようなので、服薬によりお口が渇きやすくなります。薬の数も増えると更に唾液の分泌低下につながるので、特に服薬中の方は唾液が分泌しやすいように日頃から工夫をしてみてください。

いくつか方法を紹介いたします。

①体内水分量を増やす

体内水分量が8%減少すると唾液が0になります。

こまめに水分補給をしてください。飲み物はノンカフェインの物をおすすめします。

②食べ方の工夫

よく噛むことによって唾液腺が刺激されます。野菜をかみごたえのある形に切る、一口目だけでもいいので30回噛む、飲み物で流し込まないなどを意識してみてください。

③舌まわしや長めのぶくぶくうがい、あいうべ体操

舌や顎などを動かすことによって唾液腺が刺激されます。

④自律神経を整える

リラックス時は水分が多くサラサラした唾液が出ます。ストレスや緊張時には唾液量が減少したり、粘液質でネバネバした唾液になりやすいです。

規則正しい生活やリフレッシュの時間、適度な運動、十分な睡眠をとることをおすすめします。

⑤鼻呼吸にする

せっかく分泌された唾液も、口が開いていることにより蒸発してしてしまいます。乾燥しないように口は閉じて鼻呼吸を心がけましょう。

 普段の食生活を少し工夫するだけで、唾液は分泌されやすくなります。健康のためにも質の良い唾液をたくさん出してお口の中を潤していきましょう。

歯科衛生士T