謹賀新年
新年明けましておめでとうございます⭐︎
皆様にとって実りある一年になりますように。
本年もまごめファミリー歯科をよろしくお願い申し上げます。
さて、冬は乾燥の時期ですね。
冬は空気が乾燥することにより唾液の分泌が低下しやすいと言われています。
そのためお口の中も乾燥しやすいのです。
唾液は1日約1.5~0.5リットル分泌されます。
唾液中には抗菌作用、免疫作用、消化作用の成分が含まれており、口腔内を潤すだけでなくさまざまなトラブルから守る役割があります。
唾液の分泌が減少することでさまざまな病気を引き起こす可能性があります。
【虫歯】
唾液による緩衝作用や歯の再石灰化の促進作用、自浄作用が低下するため虫歯になるリスクが高まります
【歯周病】
唾液の抗菌作用の低下で歯周病菌が増加、抗炎症物質の減少により歯周病のリスクが高まります。
さらに歯周病が関与している全身疾患の発症が高まる可能性もあります。
【風邪やインフルエンザなどの感染症】
唾液の抗菌作用の低下により風邪やインフルエンザといった上気道感染症にかかりやすくなります。
【誤嚥性肺炎】
唾液分泌が減り、食塊形成作用が低下することによって誤嚥のリスクが高まり、誤嚥性肺炎肺炎を誘発します。
お口の乾燥対策として次のようなことに気をつけると効果的です!
よく噛んで唾液を増やす
よく噛むことで、唾液腺が刺激され唾液量が増加します。
軟らかいものばかりではなく、噛みごたえあるものも食べましょう。
キシリトールガムを噛むこともおすすめです。
水分をこまめに摂取する
唾液のもとになる体の水分が不足しないようこまめに水分摂取をしましょう!
カフェインの入っているものではなく、お水またはノンカフェインのお茶が良いです。
お口のストレッチやマッサージ
口のまわりの筋肉や舌を動かすことで、唾液の分泌が促されます。
唾液腺のマッサージも効果的です。
部屋を乾燥させない
最適な湿度は40~60%です。部屋が乾燥すると口の中も乾きます。加湿器や濡れタオルなどで部屋の湿度を保ちましょう。
部屋の乾燥対策で風邪予防にも繋がるのでおすすめです。
ストレスを減らして規則正しい生活を
唾液の分泌は自律神経でコントロールされています。
ストレスで緊張していると唾液の分泌も減ってしまいます。規則正しい生活で、自律神経のバランスを保つことが大切です。
口を閉じ、鼻呼吸を心掛ける
口を長時間開けていると、口の中が乾燥しやすくなります。
鼻づまりでなくても、口呼吸が習慣になっている方もいます。口を閉じることを意識して鼻呼吸を習慣化しましょう。
お肌の乾燥対策だけでなくお口の乾燥対策もしっかりして健康な体で冬を乗り切りましょう◡̈
歯科衛生士I